第16回南白オフのサブルールにて次回作、ソードアンドシールドにちなんで行われたギルガルド1on1について考察したので記事にしました!
ギルガルド 特性:バトルスイッチ
六世代から登場したポケモン
唯一無二の特性バトルスイッチによりブレードフォルムとシールドフォルムで種族値が変動するという面白い性能をしています。
種族値もタイプも非常に優秀で
実質種族値:720でアルセウスと同値なのに一般ポケモンなのを考えると中々にぶっ壊れですね。
シールドフォルム
ブレードフォルム
(威嚇や砂下で耐久があがる700族のメガボーマンダやメガバンギラスはそれ以上に数値イカれてるけどな)
両刀アタッカーもいけるし高い耐久と優秀なタイプを活かした毒身代わり型も存在し型が豊富となっています。
しかし、ギルガルドがミラーで対面した場合は果たしてどうなるのかというのが今回のキモとなってます。
通常なら特性の関係上、素早さが遅い方が下からシャドーボールをうったら勝ちなのですが色々と考察してみるとそんなに甘いものではなかったですね
スタッフ会議にて色んなおもしろギルガルドが爆誕したので強い、弱いは置いといてメモに残しておこうと思います。(シングルバトルでの活用はほぼできません)
ちなみに今回自分が本ルールで優勝することができましたがスタッフでの南白オフ優勝はぷりんさん以来なのでサイドイベントとはいえ嬉しいですね~
まずは恐らく皆が考えるトップメタの
最速身代わり霊Zギルガルド
最初このルールでいくと決めた時どっちが先に身代わりを残すかZをぶち込むかのクソゲーになるんじゃね?とスタッフ会議でやや荒れました。
しかし、この最速零Zに勝つポケモンとして時点で勝つポケモンとして誕生したのが
最遅気合いの襷ギルガルド
これなら上からZ打たれても襷で耐えて切り返しのシャドボで倒せるやん!と
しかし、次の問題として身代わり貼られた場合はどうするのかという疑問点が残ります。
その場合は、結局キンシ身代わり択のじゃんけんになってしまう為、次の手を打つことに.....
次に注目したのがキングシールドが補助技を防げないということです。そこから様々な補助技持ちのギルガルドが爆誕
最速威張るギルガルド
キングシールドに合わせて威張るをうつことによって相手の自傷を狙う型です。自傷で襷が削れたなら上からの霊Zで倒せます。理論上負けない最強の型となってます。
威張る自傷よりもさらに確率が高く、相手を封じる手段があるんじゃね?ということで誕生したギルガルド
最速メロメロギルガルド
これなら50%の確率で相手を身動きさせず倒すことができます(ギルガルドのオスメスの産まれる確率が50%ずつということに目を瞑れば)
他に有能な補助技としては金属音で身代わりやキングシールドを無視して相手の特防を2段階下げる型や研ぎ澄ますを打つことによって次ターンに確定急所で倒す型なども考察。
しかし、キングシールドが補助技を通すならそもそもキングシールドを打たなければいいのではないか?という逆転の発想から新たな型が考察される。
そう.....
守るギルガルド である
この型ならシールドフォルムに戻れないというデメリットはあるものの相手の補助技を防ぐことができます。
と、色々なギルガルドが誕生した訳ですがここで原点に帰ってそもそもゴースト技しか受けないのなら弱点半減の木の実を持たせたらいいじゃないか?ということに気づきます。(むしろもっと早く出てこい)
ということで自分が作った中での結論として
生意気カシブの実ギルガルド
Dに補正をかけているとブレードフォルムの状態でも
シャドボベースの霊Zを乱数で耐えることが出来ます(81.2%で落ちますがそもそもブレードフォルムの状態の時にZをうつ相手などいないのであまり考慮しない)
この型ではZ+影打ち耐えまでしないといけないのでそこまで考慮するとHD振り切りとなりました。
シールドフォルム時のZの被ダメ
このギルガルドなら仮にブレードフォルムの状態でも相手のギルガルドのシャドーボールを
このようにだいたい50~60%弱程残して耐えることが出来る上に仮に急所を貰っても耐えることができます。
またこの状態からシールドフォルムに戻せば次の影打ちまで耐えることが出来るので非常にすぐれた耐久をしています。
(Z型の場合は基本臆病なので下降補正で計算)
最遅でも同速は発生しやすかったので時にキンシ読みで身代わりを張るなど強気なプレイングが必要でじゃんけんと言われれば結局じゃんけんですね。
2ターンくらいまでは安定行動が出来るのですがカシブ発動してからは残HPから逆算してどの択が太いのかを選んでいく必要がありました。
(相手がZ型じゃないと分かればカシブを盾にガンガン攻めていくのが板)
ちなみに準決勝で戦ったOK_5ー7は同じカシブの実型でも性格を冷静にすることで火力を上げつつシャドボ+影打ち耐えまで実現させていました...
なんだよ結局カシブ1強じゃんかよこのルール!
と思われた方もいるかもしれませんが、このギルガルドでも勝てない型がいます。
カシブ型は半減を盾に殴るのが強みですがそもそも
物理型のZはかなり厳しく1舞シャドクロZならカシブで耐えることは出来るものの1舞辻斬りZは無理です。
これについては終わった後に気付きました...
(当たり前ですが2舞されるとシャドクロZでも余裕で吹き飛びます)
さて、ここでカシブの苦手な型が分かった事で面白いことになりました
Z<襷<カシブ<Z......
なんと見事に3すくみの状態が出来上がったのです!
ルール発案時はここまで面白い事になるとは思わなかったのですが考察結果として
持ち物じゃんけんゲーム
だということが分かりましたね。
勿論、プレイング次第では襷がカシブに勝つ事もありますしZが襷に勝つ事もありますので一概には何とも言えないのですがまだまだメタ次第では面白くなるルールなのではないかと思いました。
ギルガルドの調整についても最遅+1が良いのかとか
最速剣舞襷ガルドや最速カシブとかまだ色んなことが出来ると思います!
ポケサーでの月1ルールとか他オフ会でのサイドイベントでギルガルド1on1意外とめちゃめちゃ盛り上がりますのでやってみてはどうでしょうか???
あれ、会場を湧かせたギルガルドの型が1つ足りませんね??
皆さん運ゲー大好き
光の粉ギルガルド
身代わり連打からの相手の攻撃が外れるのをひたすらに待つ型となっております。これも威張る型と同様に無限の勝ち筋を持っているため対策の使用がありません。Zをぶちこめばええやんという意見もありますが身代わりでスカされたらどうしようもない...
会場のあちこちで「避けろ!」と叫ぶ声が聞こえてました
オフ会でのオニゴーリ大好きな九州勢らしい型ですね
ちなみに決勝での僕の相手だったはるさんも光の粉型で予選抜けた中で他にも粉ガルドいたみたいなので割とこのルールでは結論の1つだったのかもしれません笑
結局このルール初手での急所負けとかも聞いたりしたので運ゲー、じゃんけんゲーには変わりありません。
何が1番強いかの結論も出なかったので是非機会があればやってみて下さい。
それではここまで見ていただきありがとうございました!