完全に見終わった直後の書き殴りなので文章のまとまりないです。あと個人的な考察も入ってるんで間違ってること言ってる可能性大だけどそういう個人考察もエヴァの醍醐味ということで...
モロに映画内容のネタバレしますので未視聴の方はブラウザバックお願いします。
3/8上映開始当日、午前中に外せない仕事があったので昼から視聴。Twitter封印してた。
正直言いうと長年の制作延期に次ぐ延期、そしてQのあの内容からシンエヴァには全くと言っていいほど期待はせずにいた。とは言ってもエヴァのTV版を見たのが小学生の頃でそれから10数年見続けてきたシリーズの完結はネタバレなく見届けたいとの思いは一応あった為、初日に視聴。
平日の昼間なのに劇場はほぼ満員でエヴァってやっぱすげーんだなぁとか思ってたら始まった。
序盤の1時間くらいはQの終わりから現在の生き残りの人類がニアサードインパクト以降にどうやって過ごしているか等かなりしっかりと説明。
というか、説明をあえてしないのがエヴァの魅力でもあると思ってるのに今回、説明を全体的に過度なくらいめちゃくちゃやってたので庵野監督もエヴァの呪縛からもう解放されたいんやなとか思った。
同級生達も生きているの判明し、アスカもケンスケとよろしくやっているのが分かってアスカ派のワイニキは悲しくも幸せならokですみたいな気持ちになった。(大人になったケンスケが若干加治さんに似せてあるのも好印象。アスカの相手がトウジなら恐らく暴れてた)
一方でシンジ君が立ち直るまでの過程をじっくりと描きすぎて新しい環境でどんどん成長していくクローン綾波との対比がかなり苛つかせるような構成となってて相変わらず制作陣どんだけシンジ君嫌いなんだよと少し笑ってしまった(ちなみにシンジ君役の緒方恵美さんもエヴァで嫌いなキャラをシンジ君と公言している)
なんやかんやあって綾波のお陰でシンジ君精神的に成長して、限界がきた綾波がLCLに戻るシーンはかなりキツめだったけどLCLに戻る直前に白のプラグスーツに変わってく演出すごいよかった。また、破の綾波とも微妙に性格が違うのが環境によっての内面の成長の違いが現れてるなぁと感じた。
セカンドインパクトの跡地で何やらゲンドウ君が悪いことしようとしてるからヴィレが南極まで追っかけて13号機を破壊しに向かう。シンジとアスカも帰艦。トウジの妹に殴られて何やねんお前と思ったけど皆が傷つくからエヴァに乗らんといて下さいよ!とか言ってたのかと思いきやシンジが傷つくのが嫌だからエヴァに乗らんでや~みたいな意味で言ってたこと判明。サクラ嫌いだったけど手のひらクルクルした。
ニアサードインパクト止めたのMark6に乗ってたカオル君だと思ってたけどまさかの加治さんが特攻して止めたぽいこと判明。そして、ちゃっかりミサトさんとやることやって出産までしてたんかい!
ミサトさんも破でゼルエルと戦うシンジ君に、行きなさいシンジ君、誰かの為じゃない以下略て言ってたのにQでは何もしないでとか言い出して頭おかしいんかとか思ってたのに実はシンジ君をエヴァに乗せた事を後悔してて何もしないでと言ったなどしっかりと補完してくれてスッキリ。
いざ決戦の場で新2号機かっけーとか思ってたら割とあっさり退場。8号機と合わせてフィールド展開するシーンかっこよかった。13号機を破壊しようとすると2号機がATフィールドで邪魔するからそんなら、私がATフィールド中和したるわとアスカが使徒化し始める眼帯外したら謎の棒出てきてなんぞそれと思ったけど外した時にパターン青!第9使徒(バルディエル)が云々言ってたから、多分使徒に侵食されてるアスカをあの棒で制御してたんでしょう。(DSSチョーカーもおそらくその為?)
アスカも実はクローンだったこと判明。エントリープラグに出てきたもう1人のアスカは惣流なのか、他のクローンアスカなのかオリジナルなのかは分からなかった。
8号機もなんかビースト化?しはじめて10、11、12号機をあっさり撃破というか吸収。Mark9まで登場していきなり13号機になったからその間のやつはどうしたんて思ってたけどNERV版ヴンダーみたいな戦艦3つから出てきた。(ヴンダーと合わせて4機はセカンドインパクトを起こしたアダムス4体が元?)
破のときに加治さんが持ってきたネブカドネザルの鍵て結局なんだったの?てのは何やら人外化するアイテムぽくてゲンドウ君不死身ぽくなる(旧劇とか漫画版のアダムみたいなもんだろと勝手に脳内補完)
ここら辺の出すだけ出しといてほっといた謎まで一応回収してくれるのかと感動。
使徒化したアスカが13号機に吸収されて行ったから僕行きます!みたいな感じでシンジ君が主人公らしいことしはじめて破のシンジ君みたいなメンタルに成長してて感動。そして、その後のミサトさんとのやり取りで軽く号泣した。結果的にサードインパクト起こったけどシンジ君は世界を救おうとしただけでそのおかげで皆生きてるよねって視聴者が思っていたことをミサトさんしっかり代弁してくれる。
旧劇にも出てきたビッグ綾波再び登場したけど、昔の方が怖かった。
裏の世界的なところでゲンドウが乗る13号機と初号機が対決するけど、そっから完全に庵野監督の趣味全開で面白かった。
ゲンドウとシンジ君の序のサキエルとの戦闘シーンのセルフパロから始まって、空想上の第三新東京市で戦い始めるけど何か3DCG安っぽすぎない?大丈夫?て思ってたらガッツリスタジオみたいな所で戦ってること判明。周りの建物もジオラマなんかい!って心の中で突っ込んでた。ウルトラマン大好きな庵野監督らしいと思った。初号機が飛ばされて背景の幕に寄りかかって皺が出来たりスタジオの裏まで投げられるのシリアスギャグ過ぎでしょ。
初号機と対になってる13号機は一緒の動きするから倒せんで~てゲンドウが言ってたらミサトさんがヴンダーを槍に変えて特攻(理屈は分からんがとにかく凄い気迫だ)
ゲンドウはTVアニメ、漫画版と一貫してユイに会いたいだけというのは新劇場版でも変わらない様子だったけど深層心理の世界でシンジ君に冷たくしてたのは贖罪のつもりだったとか昔から音楽聞いてピアノするだけの陰キャだったとかキャラの掘り下げがあった。
終盤の深層心理の世界観はTVアニメ版を彷彿とさせて何か嬉しくなった。カヲル君だけは他の世界(TVアニメ、漫画版)の全ての記憶を引き継いてるのと、ゼーレの(もしくは加治さんが元々いたNERVのEU支部?)司令だったという以外すぎる背景。
名前も意味もアニメ版の最後のシ者→渚から
海と陸を繋ぐ渚=1~13番目の使徒を繋ぐ渚て新しい見解は面白いと思った。
初号機の中にいたロン毛綾波可愛い。
探してたユイがシンジ君の中にいることが分かり、あえなくゲンドウ撃沈。実は見送りたかった等と供述する。
槍を使って13号機もろとも初号機でシンジ君も一緒に貫かれようとするけどシンジ君の中にいたユイが代わりになり、ゲンドウ(13号機)とユイ(初号機)が一緒になる形で決着。
全てのエヴァンゲリオンにさようならというセリフと共に後ろにアニメ版~新劇の映像が流れるメタがあったけど完全に庵野監督からエヴァ卒業しろのメッセージ何だろうなぁと感じた。
最後、浜辺にいるシンジ君がラフ絵になったり絵コンテ状態になったりする演出はアニメ版の次回予告でやってたことのセルフパロでええなぁと思ったけど新劇しか見てない人にとっては手抜きとか思われるんだろうなぁ。
時間流れて、駅にいる大人になったシンジ君とマリ。手を繋いで2人が外に飛び出すと実写映像のシンジ君とマリが走ってるのが見えて終劇。
(槍を使って変えた後の世界?)
後から調べたら庵野監督の地元の駅らしい。
いきなり作画が変わったり実写描写を入れ込む(TVアニメでもあったけど)や3DCGでの戦闘などアニメ映画の限界に挑戦したのかなと思える作品でした。
一応それぞれのヒロインに公式カップリング当てたり、大筋の説明はかなりスッキリして後の細かいところは考察の余地を残す等ファンには割と納得できて新世紀エヴァンゲリオンという作品を締めるに相応しい作品だと思う。
ユイのコピーであるレイとゲンドウに似てるとシンジ君に言われたカヲル君が一緒にいるのエモさ感じる
ユイやゲンドウの同級生のマリと最後くっつくの年齢差的にどうなん?てところとか(ゲンドウの同級生って考察昔からあったけどやっぱりそうだったのね)、13号機と初号機の対決シーンもう少しカッコよく描写して欲しかったとか思うところはなくはないが、かなり個人的には満足。あと、この作品は僕が嫌いだったQの話があったからこその感動だと思うのでシンを見終わった今だとQも好きになれた。
色々と細かいところで感動したところとかいっぱいあったけど1回見た程度じゃ思い出せないのであと何回か見たいと思います。10年以上エヴァを追ってきてよかった!
エヴァ最高!そしてさようなら!(手のひらくるくる)
補足
宇多田ヒカルさんのbeautiful world最後流れるのヤバい
個人的には凄い良かったけど、ご都合展開も多いちゃ多いし、ゲンドウ倒すのスッキリ感なかったり監督の特撮趣味描写が受け付けなかったりする人もいるだろうからマジで面白くなかったみたいな感想を持つ人もいると思う。